アウトプットと備忘録

思考の整理、行動記録。インプットが多いのでアウトプットの練習がしたい。

「僕が旅に出る理由」を読んで

 

本の概要 

編集:日本ドリームプロジェクト・発行者:木村行伸・2012年3月1日初版発行

大学生100人が海外へ留学、インターン、プロジェクト、放浪など様々な理由で行ってきた時の経験が綴ってある。

家の整理をしていたら出てきた本シリーズ#1(読もうと思いながら積読していた本たち)

 

なんで読んだか

旅に出たいけど時間もお金もないので行った人たちの感想や思いから行った気分になれないかなぁとそんな目的で読んだ。

 

内容とか

この本は100人の旅に出た学生のエピソード15本が載っている。内容はタイトルにどういう旅だったか、本文に旅に出る目的、旅先でのエピソード、旅を終わってから気づいたこと、という構成。

 

感想とか

この本を読んだん中で2つのエピソードが心に残った。

1つ目は大企業への就職をこれでいいのかと考えた旅。

この大学生は昔から人の目が気になってしまうタイプ、旅に出るまで人生の原動力は見栄だった。明確な意思もなく漠然と大企業への就職を考えていたところに海外インターンへ参加した。そこでインターンとは無関係な自給自足で過ごす家族に出会った。その家族を通じて自分を他人の価値観で意味を量ろうとするなんて、無意味だということに気がついた。

 

2つ目は淡々とした日々を作っていたのは、自分だと気づいた旅。

この大学生はタイトルの通り、満員電車乗って、授業を受けて、課題に追われて、バイトして寝る。そんな日々を淡々と送っていると感じていた。しかし、旅先のベラルーシで迎えてくれた夫婦と、ごく当たり前の「日常」を送っていた時にその生活が新鮮なものに映った。淡々とした日々が自分から新鮮な気持ちを奪ったのではなく、そう思い込むことで、淡々とした日々にしていたことに気づいたのだ。

 

これらのエピソードは自分の今感じている日々への不満についての回答な気がして、心に残ったのだと思う。自分も他人の評価を求めて行動することが多いことに気がついた。自分が今やっていることは他人の評価を求めてやっていないか?本当に自分が心の底からやりたいと思っていることなのか、と見つめ直すきっかけとなった。

また、就職して3年目で仕事をして家に帰るという日々を淡々と過ごしているなと感じていた。2つ目のエピソードはまさに自分ではないかととても共感できるものだった。たしかに心の持ち方で日々を淡々としているな、とどこかで決めつけいたのかもしれない。

 

読んですること 

僕が旅に出る理由を読んで以下の2つを実行しようと思った。

・自分がやりたいことをする

・日々を淡々と送らない

言葉に書くと具体的にどうするか考えづらいが、これを意識していることが大事だと思う。

幸いにも他人の評価を気にせずやりたいこともあるし、新鮮な気持ちで日々細かい発見をするのは好きだ。本を読む前より少しは楽しく生きれるに違いない。